フリーモーション刺繍4
気分転換に時々ミシンを踏んで刺繍の練習をしているが、中々うまくいかない。
昨日、ぽきんと針が折れた。針が折れると心も折れる。折れた断片を繋げて、元の長さになることを確認してからテープで止めて廃棄用の入れ物に一次保管する。
折れた原因を考えていたが、ひょっとしたら、フリーモーション用の押さえの留めネジが緩んで押さえが動き、針に当たったのではないかと推測。
フリーモーション用の押さえは、針に連動して上下するところに、押さえに連結した棒をかけて、バネの力で押さえを上下させる仕組み。(言葉で説明するのは難しい)
針が降りた時は押さえが布を押さえ、針が上がった時には押さえも上がって、布を動かせるようになっている。
この仕組みが無いと、針が刺さった状態で布を動かしてしまうかも知れず怖いのである。
ただ、元々想定していないところに、後付けで追加した仕組みなので、ガタガタと押さえが振動し、留めネジが緩んでくるのであろう。
似たような仕組みで、直線縫ミシンに、針の動きに連動したギザギザの押さえで布を掴んでを布を左右に無理やり揺らしてジグザグ縫いやボタンホール縫い機能を追加するものもあり、面白いので私も購入して持っている。
今は昔。足踏みあるいは手回しミシンの時代に考案されたものである。その後、電動(つまりモーター付き)を経て、ミシンといえば、コンピュータミシンである。刺繍も専用のコンピュータ制御ミシンで家庭用のものもあるらしいが、値段は高く、また、普通の直線縫いには不向きらしい。
カタカタと足踏みしながら、ゆっくりと縫っていくのが怖くなくていい。時々押さえの緩みを確認しながら刺繍の練習をしようと思う。
いろいろ面倒であるが、足踏みミシンは面白い。